いよいよ秋本番!朝晩は特に肌寒さを感じる季節になりました。
私たちが肌寒くなってきたなと感じるように、わんちゃん達もそう感じているのでしょうか?
そこで、今回は犬が寒いと感じる気温について紹介していきたいと思います。
目次
1.犬が寒いと感じる気温
2.犬種によって違う?
3.寒いときの行動は?
4.寒さが原因の病気と対策法
5.最適な暖房の設定温度
1.犬が寒いと感じる気温
【instagram:rarastagram07102021】
犬種によって異なりますが、犬は一般的に「10度以下」で寒さを感じると言われています。
犬は毛皮を覆っており体温も人間より高いため、15〜20度前後の人間が「肌寒いな?」と感じる気温は逆に心地よい気温です。
しかし、年中室内で過ごす室内犬が増えてきており、この目安はもう少し高くなってきているように感じます。
季節の変わり目は朝晩と昼の気温差が大きく、朝晩が10度以下になる11月〜12月にかけて注意してあげてください。
2.犬種によって違う?
【instagram:taki_hana.bi】
“犬は寒さに強い”という印象はありますが、犬種や育った環境によって大きく異なります。
まず大きな違いは、『ダブルコート』か『シングルコート』かという点です。
ダブルコートとは、毛が2重になっており換毛期がある犬種を指します。被毛の密度が高いため、一般的には寒さに強い犬種と言われています。(例:ハスキー、柴犬、チワワ等)
一方でシングルコートは、換毛期がなく年中同じ毛皮を覆っているので、暑さにも寒さにも弱いと言われています。(例:トイプードル、マルチーズ、ヨークシャテリア)
3.寒いときの行動は?
【instagram:ram_cham0710】
犬が寒いと感じる時、どんな行動を取るかご存知でしょうか?
“身をブルブルと震わせる”や“毛布や布団にもぐる”以外にもあります。
・散歩に行きたがらない
・水を飲まない
・いつもと違う反応をする
犬も人間と同じで、寒いと暖かい場所から離れようとせず行動を控えます。
しかし、それが原因で運動不足によって肥満を引き起こす恐れもありますので、防寒をしたりお散歩を工夫するなどして適度な運動は心掛けてください。
4.寒さが原因の病気と対策
【instagram:rarastagram07102021】
寒さによって引き起こされる病気は意外とあります。
またその病気に対する対策やをご紹介しますので、参考にしてみてください。
・肥満
先ほど寒くなると運動量が減ると述べましたが、まさにそれが原因で肥満に繋がります。
寒い中での過酷な散歩は逆に別の病気を引き起こす原因にもなるため無理は良くありませんが、工夫してその子にあった運動の機会を作ってあげましょう。
対策:暖かい日中のお散歩や室内ドッグランなどを利用する。
・肉球などの霜焼け(凍傷)
凍傷とは、ある一定の低温が続くことが原因で血流障害が起こり、細胞が破壊を受けた状態のことです。
体の中心部から遠い箇所で起こりやすく、手足の肉球や尻尾、耳などで起こる可能性があります。
対策:極端に寒い日は長時間のお散歩や雪遊びを控える。
靴や耳当てをする。
・呼吸器系疾患(咳)
寒さというよりは、乾燥が原因で引き起こされる病気です。
気管が刺激され咳が出やすくなり、心臓病などの持病がある場合は咳が悪化しやすいので注意しましょう。
対策:室内では加湿器を焚く。
・肌の乾燥
冬は外の空気も乾燥し、室内もエアコンなどの暖房機器により乾燥しやすい環境が多くなります。
犬は人間より角質層が少なく、実は乾燥にはとても敏感です。
対策:加湿器を焚く。犬用の保湿剤を購入し使う。
5.最適な暖房の設定温度
【instagram:ram_cham0710】
暖房の設定温度は“20度前後”に設定してみてください。
「寒い家でお留守番は可愛そう!」と言って暖房の温度を上げすぎたりしていませんか?
そんな優しさは、実は体温調整ができなくなる体にしてしまいます。
ただ、今までもっと暖かい温度で過ごしてきた犬は20度でも少し震っているかもしれません。
その場合は様子を見て少しだけ上げるか毛布をかけてあげてくださいね。
湿度も50〜60%前後にしてあげるとより快適な空間となります。
季節の変わり目は愛犬により一層気を配る必要がありますが、秋冬はお洋服などのおしゃれも楽しみやすい季節です。
愛犬と一緒に防寒をしっかりして、楽しい時間を過ごしてくださいね!